「傑を殺した」
と、五条は言った。
整った顔に薄く微笑みを貼り付けて、その青い両目でサングラス越しにあきらを見ている。
言われなくとも知っていた。
この間のクリスマスイブ、東京と京都、それから呪術高専にて行われた襲撃。あきらは海外に出張していたから、そのどれにも参加していなかったが、それでも、首謀者が誰かなんて予想はつくものだし、あれが死んだなら、殺したのは五条に決まっている。
五条以外に殺される夏油ではないだろうから。
あきらであっても、たぶん返り討ちだ。
「泣かないの」
「泣かないよ」
「怒ってもいいよ」
「誰に?」
「僕」
妙なことを言うものだ。
誰かに責められたいわけでも、許されたいわけでもないくせに。