夏油は高専を出た後、宗教教団を立ち上げていたらしい。そこで金と呪いを、山ほど貯め込んだのだという。
「ほう」
冥が感心したように頷いた。厚い前髪の奥で、切れ長の目が楽しげに細くなる。あきらは訝しげに冥を見た。
「なるほど。そういう手があったな」
「……冥」
「冗談だよ。冗談」
ちょっと金に対する執着が強いだけで、悪い人間ではないのだが、冥はいつも悪ノリが過ぎる。
ハアと溜息を吐くあきらを、冥は楽しそうに眺めていた。
夏油は高専を出た後、宗教教団を立ち上げていたらしい。そこで金と呪いを、山ほど貯め込んだのだという。
「ほう」
冥が感心したように頷いた。厚い前髪の奥で、切れ長の目が楽しげに細くなる。あきらは訝しげに冥を見た。
「なるほど。そういう手があったな」
「……冥」
「冗談だよ。冗談」
ちょっと金に対する執着が強いだけで、悪い人間ではないのだが、冥はいつも悪ノリが過ぎる。
ハアと溜息を吐くあきらを、冥は楽しそうに眺めていた。