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逕庭拳のはなし/虎杖

※同期夢主

一撃の後に少しだけ遅れて来る呪力。
先生に逕庭拳って名前付けてもらったと嬉しそうに披露されたそれは、受ける側としては、少しやりにくい。

「……あんたのそれ、うざいわ」

流し躱し時々反撃してやり、で組み手を終え、どうだったどうだったと感想を聞きたがる虎杖に向かって言ってやる。虎杖は大層ショックを受けた顔で、ええーー!!!と叫んだ。

「なんで!?」

不服そうである。
あきらにしてみれば、この場合うざいというのはほめ言葉ではないかと思うのだが、虎杖にとってはどうもそうではないらしい。
もっと他にあるでしょカッコイイとかすごいとか、と子どものように喚く。いや虎杖はまだ学生の身分なので、そういえば子どもだった。

溜息を吐いたあきらが、「うざい」と今度は虎杖自身を指して言う。

「なんで!!??」

さっきよりも大きな虎杖の声が道場に響き渡り、あきらは思わず耳を塞いだ。