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硝子の贔屓

五条がどこかで擦りむいたらしい怪我を見せて硝子に治してくれとお願いしている。
が簡単に頷く硝子ではなく、ちらっと五条の傷を一瞥して

「たいしたことないじゃん。唾でも塗っとけば」

と突き放した。
反転術式は普通に呪力を使うよりも疲れるものらしく、任務に支障もないような傷で使うのは嫌なのだ、と続けている──のを聞いている私は実を言うとつい先ほどノートで指を切って、硝子に「これくらいたいしたことないから」と綺麗に治してもらった。ううーん言葉は同じなのだが。