姉妹校交流会。毎年東京校と京都校の代表が選ばれて、二日かけて交流試合をするという行事があるらしい。前年度に勝った側の学校が会場になるので、今年は東京校でやる。なので選ばれなかった新田は留守番だ。
「交流会ってどんなことやるんですか?」
同じくこちらに残った二つ上の先輩に尋ねると、彼女はうーんと空を見た。
「慣例としては一日目が団体戦、二日目が個人戦だけど……」
「だけど?」
「今年はなんか……野球やってるみたい」
「……え?」
さっき桃から連絡来た。と言ったあきらはポケットから携帯を取り出すと、画面を新田に見せた。
ユニフォームを着て笑ったり視線を逸らしたり見切れたりしている先輩方の写真を見て、新田の喉からはええ……と気の抜けたような声が出た。