※冥さんにお願いの夢主
「あきらさあ」
五条に会うなりつっかかられた。
睨まれながら胸に手を当てて理由について考えてみるが、五条と違い毎日誰にも迷惑をかけず慎ましやかに生きているあきらにそんな心当たりがあろうはずもない。なんですか?と聞けば「冥さんにいくら積んだわけ」と返ってくる。
どうやら尊敬する先輩である冥冥に一級への推薦をお願いした時のことを言われているようだ。なんで今更?と思いながら正直に額を言うと五条が嫌そうな顔をした。
「道理でなかなか引き受けてくれないわけだよ。『あきらはもうちょっと出してくれたんだけどねえ』って言われてさ」
ぶつぶつ言われているが知ったことではない。「いいじゃないですかお金持ちなんだから」と言うと、呆れたような視線が刺さった。